ねぇ知ってる？ 一番怖いのは幽霊でもなくて、人間だってこと

脱出ゲームって登場人物が自分自身しかいないためか「味気ないなぁ」と感じる事ってありますよね？ 本作は同級生の女の子と一緒に閉じ込められるという点でとても新鮮。自分のためだけでなく、もう一人のためにも謎に挑戦する脱出ゲームに仕上がっています。

部屋の気になる部分をタッチして、アイテムを回収、謎を解くという流れはオーソドックスなものですが主人公の負の側面を強調したストーリーや不気味な空間デザインは背筋がすーっとするような感覚を味わわせてくれます。

オートセーブ機能もあるので、うっかり終了させて「あぁぁ！」なんて事もありません。蒸し暑い夜、秋の夜長。心と体が恐怖を求めた時に本作で遊んでみてください。人の狂気というものを堪能できるはずです。